うちに来る人の中に、こういう人がわりと多いんですよ。
「スーパーで買い物しようとしたら、入口に着く前に足がしびれてきて、カートにもたれながら歩いてる」
これ、笑い話みたいに話してくれるんですけど、本人は全然笑えない状況なんですよね。
脊柱管狭窄症の代表的な症状のひとつ、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。
歩き始めると足がしびれたり痛くなってきて、しばらく立ち止まって休むとまた歩ける。それをくり返す、あの感じ。
「年だからしょうがない」って言われることも多いんですけど、マジで違います。
今日はこれについて、さいたま市緑区・東浦和の整体師として正直に話します。
脊柱管狭窄症の「ちょっと歩くと止まる」は何が起きてるの?
脊柱管というのは、背骨の中を通っている神経の通り道です。加齢や姿勢の悪さなどで骨や靭帯が変形して、この通り道が狭くなってしまうのが脊柱管狭窄症。
で、立って歩くと腰が少し反った状態になりますよね。この姿勢になると、狭くなっている部分がさらに詰まって神経への圧迫が強くなる。だから足がしびれる、重くなる、痛くなるんです。
前屈みになったり座って休むと楽になるのは、腰が丸まって狭窄部分への圧迫が一時的に緩むから。
スーパーのカートを押すと楽なのも、少し前傾みになるからなんですよね。あれは「老化で歩けない」んじゃなくて、「腰の姿勢によって神経への圧迫が変わっている」ってことです。
問題は「骨の変形だけ」じゃないこと
整形外科でMRIを撮って「脊柱管が狭くなってますね」と言われる。そこまでは正しい診断なんです。
ただ、ここから先が大事なんですけど、「骨が変形しているから神経が圧迫される」ってことはわかっても、「じゃあなんで今その症状が出ているのか」まで掘り下げられることって少ない。
うちに来る人を見ていると、骨の変形の程度と症状の重さが必ずしも比例しないんです。MRIでかなり狭いのにそこまで症状が出ていない人もいれば、見た目はそれほどでもないのに歩けない人もいる。
この差って何かというと、周りの筋肉と姿勢の問題が大きいんですよね。
腰周りや股関節の筋肉がガチガチに固まっていると、立ったときに腰がより反りやすくなって神経への圧迫が強まる。骨の変形は同じでも、筋肉が硬いかどうかで症状の出方が全然変わってくる。
だから「手術しか選択肢がない」というわけじゃないケースも、実はあるんです。
放置するとどうなるか
正直に言います。放置して勝手によくなることは、まずないです。
間欠性跛行は、歩ける距離が少しずつ短くなっていく傾向があります。最初は「500mで止まる」だったのが、「200mで止まる」になって、「買い物すら行けない」になっていく。
さらに症状が進むと、排尿や排便のコントロールに影響が出ることもある。これは膀胱や直腸をコントロールしている神経が圧迫されるからで、こうなってしまうと手術が必要になるケースが多い。
「痛みに慣れた」「今日は少し楽だった」と思って先延ばしにする人が多いんですが、神経へのダメージが蓄積するとそれは後から回収できないので、早めに動いたほうがいいのは間違いないです。
整体で何ができて、何ができないか
ここは正直に言いますね。
整体で骨の変形を元に戻すことはできません。MRIの画像を変えることもできない。
ただ、「骨が変形している状態でも症状をどれだけ抑えられるか」という点では、やれることがあります。
具体的には、腰や股関節まわりの筋肉のこわばりをほぐして、立ったときに腰が必要以上に反らないようにすること。歩いたときに神経への圧迫が少しでも緩まるような体の状態を作っていくことです。
うちに来た川口市在住の60代女性の話をすると、最初は「5分歩くのも辛い」という状態でした。3回施術をして少しずつ腰と股関節の筋肉がほぐれてきて、「近くのコンビニに休まず行けるようになった」と言ってくれました。完全に治ったわけじゃないんですけど、日常生活が少し取り戻せてきた。それが目標なんですよね。
よくある質問
Q. 脊柱管狭窄症は整体に行って大丈夫ですか?
A. 基本的には大丈夫です。ただし、排尿・排便の障害が出ている場合や、安静にしていても強い痛みがある場合は、まず整形外科への受診が先です。その状態での施術は適切ではありません。
Q. どのくらいで効果が出ますか?
A. 人によって全然違います。症状の重さ、どれだけ固まっているか、日常生活の姿勢、これによって変わる。「何回で治る」と言える話ではないので、最初の施術を受けながら体の状態を確認していく感じになります。
Q. ウォーキングはしていい?
A. 無理に歩きすぎるのはよくないです。ただ、完全に動かないのも筋力が落ちるので逆効果。自分が歩ける距離の8割くらいで止める、というのが目安になります。歩いた後に足のしびれや痛みが翌日まで残るようなら、その日の量は多すぎです。
Q. 脊柱管狭窄症に効くストレッチはありますか?
A. 腰を丸める動きが基本です。仰向けに寝て両膝を胸に引き寄せる、いわゆる「膝抱え」の姿勢は試してみてください。ただ、腰の症状は個人差が大きいので、やってみて痛みが強くなるようなら無理せず。
Q. さいたま市緑区・川口市で整体を探しています。何を基準に選べばいい?
A. 脊柱管狭窄症は、「とにかく揉む」系のほぐしより、体の動き方や姿勢を見てくれるところの方がいいと思います。施術前に話をちゃんと聞いてくれるかどうかも大事。受けてみてどうか、これが一番正直なところです。
脊柱管狭窄症で「もう年だから仕方ない」と思っている人、ちょっと待ってください。
骨の変形が戻ることはないですが、症状の出方を変えることはできる場合があります。
東浦和駅前整体院では、脊柱管狭窄症による足のしびれや間欠性跛行のご相談も受け付けています。さいたま市緑区・川口市周辺にお住まいの方はお気軽にどうぞ。











